新NISAから投資を始めようと情報を集めている方へ、2018年から始めた6年間のつみたてNISAの運用実績を公開します。
すぐに使う予定のないお金を、毎月銀行に貯金をしておくぐらいなら、つみたてNISAをするべきです。
すでにNISAについては色々調べていると思いますので、ここではNISAのメリットなどは割愛します。
本ブログでは、
- 6年間の運用実績
- 毎月の変動額
- 年間の通算損益
以上のことを公開しますので、毎月どのように増減するのか、実際の運用の様子を見ていただき、積立投資の雰囲気を感じていただければと思います。
最後に私が購入している銘柄と購入割合、なぜその銘柄を選んだのかを紹介しています。運用実績を見て、内容が気になった方は最後までお読みください!
NISAを始めたきっかけ|毎月の積立額とその元手
私がNISAを始めたきっかけは、子供が生まれた際に学資保険や毎月の貯金額を考えていたときにNISAを知りました。
銀行に貯金をしておくぐらいなら、NISAで毎月積み立てて運用する方が、無駄がなく資金を増やせると思い、すぐに口座を開く手続きをして積み立てNISAを始めました。
投資の経験は全くありませんが、積立投資は早ければ早いほど良いという結論に至り、限度額である年間40万円、毎月33,333円(2018年当時、旧NISA)の積立設定を行いました。
その元手として、子供二人分の児童手当を全てNISAに回しました。それにより、あまり負担を感じずに限度額いっぱいまで投資をすることが出来ました。
ちなみに証券口座は楽天証券を利用しています。楽天銀行の口座を持っていたからという単純な理由で選びました。
あまり難しく考えすぎると行動に移せなくなるので、SBI証券か楽天証券のどちらかでいいと思います。
それでは運用実績の公開に移ります。
六年間の運用実績
2018年 運用実績
通算損益 | |
5月 | +418円 |
6月 | −1,038円 |
7月 | +1,316円 |
8月 | +3,458円 |
9月 | +8,152円 |
10月 | -9,370円 |
11月 | -2,472円 |
12月 | -27,134円 |
★1年目の運用実績
- 累計評価額:243,530円
- 通算損益:-27,134円
- 損益率:-10.02%
- 累計買付金額:270,664円
1年目の2018年はマイナスで終わりました。
長期間運用するつもりなので、1年目の少ない買付額でのマイナスはあまり意識してはいけないと分かってはいますが、やはりショックでしたね。
しかし、ここで止めてしまってはいけません!
毎月決まった金額を購入する積立投資は、下がっているときに多く買えるので、チャンスと割り切っていきましょう!
2019年 運用実績
通算損益 | |
1月 | -10,174円 |
2月 | +6,697円 |
3月 | +6,971円 |
4月 | +22,834円 |
5月 | -7,955円 |
6月 | +8,719円 |
7月 | +19,311円 |
8月 | +10,985円 |
9月 | +6,404円 |
10月 | +32,448円 |
11月 | +54,197円 |
12月 | +80,176円 |
★2年目の運用実績
- 累計評価額:750,836円
- 通算損益:+80,176円
- 損益率:+11.95%
- 累計買付金額:670,660円
2年目はプラスで終えることが出来ました。
買付額が増えてきたので、1日に変動する金額も大きくなってきました。
1年目は1日に数百円、数千円のみの変動でしたが、買付額が累計50万円にもなると、1日に数万円動くこともあるのでドキドキです。
とはいえ、積み立て投資はすぐに売るわけではないので、ほったらかしておくぐらいがちょうどいいと言われるとおり、1日の変動に一喜一憂していても意味はありません。
まぁ気になるのでついつい見てしまうのですが….。
2020年 運用実績
通算損益 | |
1月 | +72,366円 |
2月 | +16,089円 |
3月 | -93,299円 |
4月 | -26,061円 |
5月 | +3,174円 |
6月 | +30,018円 |
7月 | +65,310円 |
8月 | +133,766円 |
9月 | +90,727円 |
10月 | +81,117円 |
11月 | +201,562円 |
12月 | +236,634円 |
★3年目の運用実績
- 累計評価額:1,307,458円
- 通算損益:+236,634円
- 損益率:+22.09%
- 累計買付金額:1,070,824円
3年目は、3月に大きく下がる場面もありましたが、最終的に大きなプラスで終えています。
3月は新型コロナウイルスが世界的に流行し始めたことの影響で、全世界で株価が大暴落しました。
当時はこの下げ幅にかなりショックを受けましたが、この月は同じ金額でもいつもより多く買付けできていました。(普段が4000口程度のところ、株価下落により8000口程、約2倍買えていた。)
これが後の上昇に大いに貢献しています。
下がったからといって、すぐに損切りしようとしてはいけません!下がった時はたくさん買えるチャンスです!
長期的に見れば、毎月決まった金額を購入する積立投資(ドルコスト平均法)では損することはほとんどありません。
株価が回復したときに利益が出るので、途中で諦めずに続けましょう!というか、気にせずほったらかしておくのが一番です!
売ろうと思ったときだけ、売却のタイミングを見計らうときだけ注視しましょう。
2021年 運用実績
通算損益 | |
1月 | +286,975円 |
2月 | +335,826円 |
3月 | +411,855円 |
4月 | +473,617円 |
5月 | +490,339円 |
6月 | +534,389円 |
7月 | +523,264円 |
8月 | +559,310円 |
9月 | +525,988円 |
10月 | +646,992円 |
11月 | +625,424円 |
12月 | +693,985円 |
★4年目の運用実績
- 累計評価額:2,162,574円
- 通算損益:+693,985円
- 損益率:+47.25%
- 累計買付金額:1,468,589円
4年目は、+47.25%と大きく伸びました。
2020年の株価下落時に、多く買えた影響が大きいです。毎月コンスタントに増え続けています。
累計で200万円を超え、立派な資産となりました。ここまで長かったですが、まだまだ増やしていきたいので売らずに続けていきます!
2022年 運用実績
通算損益 | |
1月 | +555,704円 |
2月 | +543,518円 |
3月 | +735,158円 |
4月 | +634,515円 |
5月 | +630,177円 |
6月 | +596,537円 |
7月 | +665,757円 |
8月 | +692,994円 |
9月 | +560,459円 |
10月 | +738,975円 |
11月 | +690,677円 |
12月 | +539,561円 |
★5年目の運用実績
- 累計評価額:2,408,046円
- 通算損益:+539,561円
- 損益率:+28.87%
- 累計買付金額:1,868,485円
5年目は上がったり下がったりで、ぱっとしない結果となりました。
80万円の壁でもあるのでしょうか?そこを超えることができませんでした。
利益は昨年より下がりましたが、積立投資です!ここもあまり気にせずいきましょう!
2023年 運用実績
通算損益 | |
1月 | +643,699円 |
2月 | +702,612円 |
3月 | +684,746円 |
4月 | +734,966円 |
5月 | +870,147円 |
6月 | +1,098,676円 |
7月 | +1,157,110円 |
8月 | +1,195,101円 |
9月 | +1,117,736円 |
10月 | +1,005,863円 |
11月 | +1,241,404円 |
12月 | +1,325,287円 |
★6年目の運用実績
- 累計評価額:3,593,768円
- 通算損益:+1,325,287円
- 損益率:+58.42%
- 累計買付金額:2,268,481円
6年目は大きく伸びた飛躍の年となりました!100万円の大台を突破し、損益率58%!
これが6年目の成績として良いか悪いかは分かりませんが、私は満足しています。
毎月33,333円、年間40万円を投資しているので、6年目にもなると買付金額が200万円を超えています。
もちろん、このあと下がることは大いにありえますが、とりあえず子供の高校卒業までは続けようと思います。
運用実績まとめ
2023年は大きく伸びた年でしたが、実は2023年に買付けした分は実際のところ4万円ほどしか増えていません。
どういうことかというと、まずは次の表をご覧ください。
年 | 年間買付金額 | 年間損益 |
2023年 | 400,000円 | +46,234円 |
2022年 | 400,000円 | +90,607円 |
2021年 | 400,000円 | +140,945円 |
2020年 | 400,000円 | +364,166円 |
2019年 | 400,000円 | +355,526円 |
2018年 | 270,664円 | +250,060円 |
この表は、それぞれの年間に購入した商品が、現在(2023年12月)どれだけの損益があるかをまとめたものです。
2020年の株価下落時に購入したものが、現在は+36万円になっています。
その反面、2023年は株価が安定して上がっているので、2023年に購入したものはあまり上がっていません。
これにより、株価が下がった時に多く買付けできたものが、株価が上がった時には大きくプラスになることがわかります。
大きな損をせず、リスクを最小限に減らすためには、継続して毎月同じ額を購入し続けることが大事です。
早く積立金を増やしたいからといって、最初のうちに多く購入してはいけません。特に2024年から始まる新NISAでは限度額が拡大されるので、焦って多く買ってしまう人も出てくると思います。
今から始める人の多くが投資経験のない人だと思いますが、つみたてNISAをする時は、毎月同じ額を買い続けることができるように、無理のない設定で始めましょう!
それでは最後に、私が実際に購入している銘柄と、超ド素人的銘柄の選び方を紹介します。
これが私の購入銘柄!
といっても、本当に投資ド素人なので、最初は(今も)何を買えばいいか全くわからない状態でした。
一つの銘柄に絞る勇気はなく、なんとなく分散したほうがいいのかな、という感じで複数の銘柄を購入しています。
分散し過ぎもあまり良くないとの記事もありますが、まぁ人それぞれと思うようにしています。
こちらが私が購入している銘柄です。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
選び方は、投資経験豊富な方からすると馬鹿みたいと思われるでしょうが、楽天証券の買付ランキングから選びました。
信託報酬が高いと長期運用に向かないと思いますので、ランキング上位の中から信託報酬が0.3%以下の商品を選んでいます。
ド素人な選び方からスタートし、なんとかここまで増やすことに成功していますが、経験豊富な方ならもっと増やすことができるのでしょう。
しかし、今から始める人にとっては、こんな選び方でも100万円以上増やせているという希望にもなるかと思います。
難しい理論もなにもないので真似しやすいかもしれませんが、参考程度に考えておいてください。
購入割合とそれぞれの損益率
銘柄 | 購入割合 | 損益率 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) | 20% | +62.81% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI) | 28% | +65.80% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 26% | +64.14% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 10% | +24.86% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 16% | +44.02% |
旧NISAではこのような割合にしていました。どれも大きく伸びてくれてありがたいです。
2024年からの新NISAでは、毎月の買付額を7万円に増額し、銘柄はS&P500を含め2つ追加しようと考えています。(すでに予約済み)
これについてはある程度実績ができてからまた公開しますので、楽しみにしていてください!
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