ヘルニアになっても店長として頑張ってきました。 40代男性 スーパーの店長

私は約20年間同じ会社に勤め、スーパーの店長というポストを任されていました。

お客様のクレーム対応や、パート,バイト,社員から出る不満の捌け口になったりとストレスが溜まることも多いですが、仕事はそれなりに充実していました。

スーパーでの業務は、接客よりも実際のところは品出しが主な仕事であり、人手が足りないときには私も精力的に表に出ていました。

ある時、従業員が立て続けにインフルエンザにかかり、一ヶ月ほど人手が全く足らない状態になりました。

私はもともと腰痛持ちで腰に不安があったので、40を越えてからはなるべく重いものを持つのは避けていました。しかし、その頃はそうも言ってはおれず、一ヶ月間毎日品出しに駆け回っていました。

バックヤードではドリンクが箱で入ったものが積み重なっており、無理な体勢で持ち上げることも多く、腰への負担は大きかったです。それでも忙しさに腰をかばうことをせずに、ひたすら無理な体勢での作業を続けました。

最初の頃は意外とまだまだ動けるものだと思っていましたが、一週間もすると腰に鈍く重い痛みが出てきました。湿布や錠剤の痛み止めで誤魔化し、なんとか従業員がインフルエンザから復帰するまでは耐え抜きましたが、ある日職場で手を洗っているときに腰に衝撃的な痛みが走りました。

まさか手を洗っている時に腰を痛めるとは思いもしませんでしたが、症状は厳しいもので立ち上がるのも困難なほどの痛みでした。初めはぎっくり腰かと思っていましたが、病院へ行くと椎間板ヘルニアとのことでした。

一ヶ月間無理をしたせいで、ヘルニアになってしまったことに後悔しました。どうしてあの時無理をしてしまったのか。どうして年甲斐もなく格好つけて重いものを持ってしまったのか。激痛に苦しんでいる間はそのような後悔ばかりしていました。

ヘルニアになってしまっても仕事を休むわけにはいかず、ブロック注射を打ってもらい、コルセットでガチガチに固めて出勤していました。

ネットでヘルニアで苦しんでいる人たちの話を読むと、激しい痛みで辛さのあまり自殺する人もいるようで、その話を見ると自分はまだ耐えられるので軽い方だと思え、少しだけ気が楽になりました。

病院でも、そこまでひどくはないので再発時のリスクを考えて手術はせず、待機療法をとる方がいいと言われたため、手術はしませんでした。

軽いヘルニアといえど、耐えがたい痛みはあります。そこで、錠剤の痛み止めよりは座薬の方が効果があると聞き、強めの座薬を処方してもらいました。座薬を使うと感覚が鈍くなって、しばらくは痛みにも耐えることができました。

最初の頃は毎朝仕事へ行くのが嫌になりましたが、そう簡単に休みを取れるものでもなく、妻や子供たちにも心配はかけまいと踏ん張って出勤していました。

痛みを誤魔化しながらなんとか3ヶ月ほどたった頃、まだ痛みはあるものの痛み止めを使わずに仕事ができるまでに回復しました。

ネットでは、ヘルニアになって転職を決意する人が意外と多かったのですが、私の場合は年齢的にも厳しいものがあり、また転職して今と同等の給料をもらえるところはないだろうと転職は考えませんでした。

本心では新しいことへの挑戦に興味はありましたが、ある程度回復した今となっては安定した現状を捨てないでよかったと思います。

一度ヘルニアになってからは、今まで以上に腰に気を配って毎日を過ごすようになりました。中年太りの体型の改善に運動不足解消、毎朝毎晩のストレッチと以前と比べて随分と健康的になりました。その点ではヘルニアになってよかったと思えます。

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