ヘルニアや腰痛を患っているなら、仕事選びにも慎重になりますよね?
私自身、前職は肉体労働に分類される職業でした。そして腰椎椎間板ヘルニアを発症し、定年までこの仕事を続けると確実に体を壊すと考えるようになり、転職を決断しました。現在は接客販売業に勤めています。
その時にヘルニア・腰痛持ちでも、なるべく足腰に負担のかからない仕事・職業を調べましたので、是非あなたの転職活動にお役立てください。
「できる仕事(おすすめする仕事)」
「できない仕事(おすすめしない仕事)」
を紹介いたします。
ヘルニア・腰痛持ちに【おすすめの仕事】
比較的足腰に負担の少ない職業であり、座りっぱなしではなく適度に動き、時折座ることもできる仕事を紹介します。
この仕事につけば腰を痛めないというわけではありません。参考程度になりますのでご理解ください。
①接客・販売業
客の出入りが激しいスーパーや家電量販店では座っている暇はないかもしれませんが、比較的空き時間の多い職業です。
適度に動くことができ、お客のいない間に軽くストレッチや座ることもできるでしょう。
しかし、商品の搬入時には重い荷物を持つことがあります。
ワンオペ(店員が自分だけ)なら、仕事をこなしてさえいれば割りと自由に時間を使えるのでおすすめです。【私が今これです!】
②営業職
外回りの多い営業職は、自分の裁量で仕事ができる会社が多く、車で移動できるので腰への負担も少ないでしょう。
歩合制の会社が多く結果が給料に直結しますが、未経験での採用に積極的なので転職先に選ぶ方が多いです。
実力主義なので営業に自身があるのなら、腰への負担も少なく高い給料を得られるおすすめの職業です。
体育会系の企業が多いので、苦手なら事前にきちんと調べておきましょう。
③不動産系
不動産系も営業職同様、歩合の会社が多く、未経験者の採用率が高いため転職先に選ぶ人が多いです。
新築分譲や賃貸などがありますが、座りっぱなし立ちっぱなしということは少ないようです。
家は非常に大きな買い物なので、成約した場合のインセンティブは大きく、実力があれば大きく稼ぐことができる夢のある職業ですね。
その反面、離職率の多い職種でもあるので、会社選びは慎重に行わなければなりません。
④受付・事務(デスクワーク)
デスクワークはやはり重たいものを持つ機会が少ないので、腰痛持ちには憧れの職業です。
長時間座りっぱなしは辛いですが、適度に立ち上がることもできるでしょう。
ただし、経験者や派遣社員を採用している企業が多いため、未経験での転職は難しいようです。活かせるスキルや資格を習得しておく必要があります。
⑤タクシードライバー
昔はタクシードライバーには腰痛持ちが多いと言われていましたが、最近は減少しているようです。
その理由は、昔と比べると車の質が向上しており、シートはより座り心地がよく、振動は抑えられているので腰への負担が軽減しています。
また、運転と運転の間に休憩を挟むことも可能で、長距離の時を除けば車に座りっぱなしということもありません。
未経験での求人も多いため、転職先として人気があります。
⑥在宅ワーク
資格や語学を習得して、在宅での仕事も検討しましょう。一朝一夕で出来るものではありませんが、ヘルニアや腰痛の療養中にも勉強はできますし、思いきって資格を得るまで転職活動を控えるのもありです。
時間は掛かりますが、今後長く働いていくなかで自宅で仕事ができるのは非常に魅力的です。
例:翻訳、データ入力、記事作成、アフィリエイター、webデザイナー、公認会計士、行政書士
私もヘルニアを再発して働けなくなったときのために、ブログサイト運営を副業としています。
ヘルニア・腰痛持ちには【おすすめしない仕事】
腰へ負担が掛かることが多く、腰痛を原因に退職する人が多い職業です。
腰に不安のある方は要注意の仕事を紹介します。
転職先の候補にしているなら、もう一度じっくり考えてみてください。
①配送・引っ越し業
腰に不安がある方で、転職先にこれらを選ぶ人は少ないでしょうが、言うまでもなく腰に大きな負担が掛かります。
引っ越しでは冷蔵庫や洗濯機などの重量物を、時には無理な体勢で支えないといけません。
配送業では配送先でトラックから重量物を降ろすこともありますし、エレベーターのない建物であれば階段で重い荷物を運ばなければなりません。
以上の理由から、足腰に不安がある方が選んではいけない職種と言えます。
②介護福祉士
介護福祉士は、3,40代からも資格を取って転職先に選ぶ人が多い職種ですが、やはり仕事柄腰を痛めやすいです。
一日中動き回らなければならず、またその多くが力仕事です。介助するときには無理な姿勢になることも多く、慢性的な腰痛に悩んでいる方が多いようです。
しかし、今後仕事がなくなる心配はなく人手不足でもあるため、比較的仕事に就きやすい職種でもあります。
③物流倉庫
仕分けや梱包などの軽作業ならいいですが、多くの場合重量物を扱うことになります。
フォークリフトで運ぶこともありますが、やはり人間の手作業に頼る部分も多いので注意が必要です。
一概には言えませんので、就職先の候補に上がっているのなら、面接時に仕事内容を確認しておきましょう。
④トラック運転手
長距離を何時間も座りっぱなしで運転しなければならないトラック運転手は、やはり腰への負担が大きいです。
なかには荷物の積み降ろしをしなければならない場合もあり、ドライバーの約7割は腰痛に悩んでいるようです。
当然配達時間の縛りはありますが、それ以外では車内は自分一人の空間であるため、ストレスが少ないというメリットもあります。
転職先選びのその他注意点
ヘルニア・腰痛持ちは、転職先選びでは仕事内容の他にも注意しなければならない点があります。
1,休暇は十分にとれるか?
やはり腰痛持ちには決まった休みが必要です。休みが少なく残業の多い勤務体系では、仕事内容がよくても体への負担は大きいです。
特に営業職では仕事後の飲み会や、休日でも営業先との付き合いがあることが多いです。
仕事とプライベートの分別ができ、しっかり体を休めることが長く働く上で重要です。
2,給与・待遇は適切か?
転職をするとどうしても給与は下がりがちなので、給与の高い求人に目を奪われてしまいます。
しかし、そのような求人情報の多くはは、「見込み残業代を含む」という残業ありきで書かれていることが多いです。
また、昇給額が異常に少なかったりと、自分の理想とかけ離れている場合があるので事前の確認は怠らないようにしましょう。退職金の確認も当然必要です!
3,会社の社風は自分に合っているか?
職種だけで判断せずに、その会社の体系や気質も重要です。ストレスも腰に悪影響を与えますよ!営業職や不動産業はおすすめの職種としましたが、ノルマがあることが多く、それがプレッシャーとなりストレスを感じることもあります。
とは言え、この情報を得ることは難しいです。HPからその会社のイメージが伝わる企業は、社員同士の風通しがよい場合が多いです。
また、面接時には実際の職場の雰囲気にも目を向け、採用担当者からはできるだけ多くの情報を得ましょう。面接官の中には上司になる人もいるでしょうから、この人と一緒に働きたいと思えるかどうかも重要です。
長く働ける会社に転職するためにも、手間は惜しまず出来る限りの情報収集に努めましょう!
仕事選びに迷ったら
ここで紹介した仕事はあくまでも一例であり、当然ながら企業によって業務内容は変わります。しかし、転職サイトを見ていても実際の仕事内容はわかりませんよね?
そこで活用してほしいのが、転職エージェントサービスです。
この転職エージェントは、企業の人事担当者と直接連絡を取っているので、私たちでは知り得ない情報を多く持っています。
ヘルニアや腰痛が転職理由なら、当然次の仕事では腰への負担が少ないところを選びたいですよね?
最適な仕事を探していても、「腰痛持ちでもできる仕事」という項目はないので、自分ひとりではすぐに行き詰まります。
そのような時にエージェントに相談すると、あなたの希望に沿った仕事を紹介してくれるので転職活動の指針となります。
また、そのサービスの多くが無料で登録できるので、ぜひ利用して転職先の可能性を広げましょう!
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まとめ
事前の情報集めは大切ですが、情報が多すぎて選べないという方も多いでしょう。
そういうときは「外せない絶対条件」を定めて、それを軸に行動しましょう!
私の場合は腰に負担が少ないことは大前提で、
- 決まった休みがある。
- プライベートに仕事は持ち込まない。
- 残業がない。
が絶対条件でした。ヘルニアを経験していると再発の恐怖があるためこのような条件になってしまいましたが、無事に条件の当てはまった企業への転職を成功しています。
給料は大きく下がってしまいましたが、転職後は日々穏やかに過ごせています。
これらの情報が、腰痛が原因で転職を検討している方の参考になることがあれば幸いです。
★老後の蓄えや子供の進学費に向けて、毎月の積み立てでこれだけ増やせました。
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